旧第1棟校舎床材等入手秘話

旧第1棟校舎が解体されることを知ったのは2023年3月でした。春日井高等学校同窓会HPに「春日井高校第1棟(管理棟)校舎建て替え」について発表された2023年7月より4か月前のことです。2024年2月には新第1棟校舎の建設が始まるとの事でしたので、解体前に第11期卒主体の旧第1棟校舎を見学会を早急に実施したいと考えていました。幸い、新校舎の建設後に旧校舎を解体する計画でしたので、昨年(2024年)8月24日(土)に旧校舎の見学会を実現することができました(詳細については「懐かしの校舎見学会」を参照)。第11回卒主体とはいえ、広く先輩後輩にも校舎見学会の開催を広報した結果、第1期生から第36期生にいたるまでの49名の方にこの見学会に参加戴いたことは、第11期生同窓会サイト管理人として大変嬉しく、とても有り難い気持ちでいっぱいでした。この見学会の実現において、春日井高等学校同窓会山本会長、春日井高等学校片山教頭先生および春日井高等学校谷口事務長(現在瑞陵高等学校事務長)のご理解およびご協力がありました事をここに述べさせて戴きます。

一方、この旧第1棟校舎見学会開催の実現と並行して、解体校舎の端材を用いた記念品を有志に配布することはできないかと考えていたところ、「この企画は是非実施すべきである」と春日井高等学校の物理教諭でした山田功先生から強く背中を押して戴きました。「旧第1校舎の端材が記念品として手元に在ると当時(高校生時)の記憶が鮮明に残るものである」という山田功先生の言葉を心に刻み、解体校舎の端材の入手を検討しました。最初、春日井高等学校創立60周年記念行事のひとつとして春日井高等学校同窓会に提案を試み、さらには春日井高校校舎建築工事共同企業体の代表企業のひとつである(株)高柳組にも旧校舎廃材を用いたノベリティの制作の提案を試みました。しかしながら両者ともに対応は困難との回答でした。旧第1棟校舎端材の入手を愛知県教育委員会に依頼してはどうかとか、春日井高等学校卒業の愛知県県議会議員にお願いしてみてはどうかとの意見を幾人かの方々から戴きましたが、話がこじれそうに感じましたので、取り上げませんでした。旧校舎見学会開催後の2024年8月末に春日井高等学校片山教頭先生に旧第1棟校舎端材の提供をあらためて依頼したところ前向きに検討戴き、谷口事務長のご尽力により春日井高校校舎建築工事共同企業体の代表企業のひとつである住友林業(株)の了解も戴き、春日井高等学校と鷲見との間で「春日井高等学校旧第1棟校舎床材等の授受に関する覚書」を締結した上で、2025年4月18日に旧第1棟校舎の床材等の端材を所定量戴くことができました。

谷口事務長が今年(2025年)4月に異動し、後任の春田事務長が着任されました。入学式、始業式、旧第1棟解体などご多忙の中、春田事務長には旧第1棟校舎床材等の授受について対応戴き、ここに感謝の意を表します。

これらの床材等の端材を用いて記念品を作製したいと考えています。この端材をどのよう加工するのが好ましいか、どなたか良きアイディアをお持ちの方、加工技術をお持ちの方はご一報戴きたいと存じます。

文責:鷲見(2組)